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【退職金で始めよう】資産運用方法

昨今、日本でも投資への関心が高まっています。
その1つの要因として、金融庁が2019年に発表した報告書による「老後資金2,000万円問題」(*1)が挙げられるでしょう。
しかしながら一口に投資といえど、ごちゃごちゃしていてよく分かりませんよね。

そこで今回は「投資に興味はあるけれど何に投資すれば良いか分からない」「そもそもどんなものに投資するの?」
そんな疑問をお持ちの方へ向けて、とっても簡単に金融商品をご紹介します!

 


(*1)「老後資金2,000万円問題」については以前のコラムでもご紹介しておりますので、こちらもご参照ください!

50代の平均貯金額は?老後のために50代から始める資産運用を解説

 

■株式

株式とは、簡潔に言うと「株式会社が資金調達のために出資者(株主)に対して発行する証券」のことです。

企業は事業活動を行うために資金を確保しなくてはなりません。企業の株式を買った人は「株主」と呼ばれ、その会社の共同オーナーのようなものになります。株主になると以下のようなメリットを得ることが出来ます。
ここでは値上がり益、配当金、株主優待の3つに分類してご紹介します。

 1. 値上がり益

値上がり益とは「株を購入した際の価格と株を売却した際の価格の差額から生まれる利益」のことを言います。
例えば、、、
1株5,000円の株式を100株購入し、1株5,500円になった際に売却した場合、(5,500-5,000)×100=50,000円の値上がり益を獲得することになります。

 2. 配当金

配当金とは「会社から株主に還元される利益」のことを言います。配当金は1株あたり〇〇円といったように、株主総会で決定されます。そのためもち株数によって得られる金額も変わってきます。
例えば、、、
1株配当金が20円で100株保有していた場合、20×100=2,000円の配当金を得ることが出来ます。

ただし1点注意したいこととして、配当額は毎年の会社の業績によって見直されます。今回のコロナショックを受けて各企業がどのような決定を下すのか、都度チェックしておく必要があります。

 3. 株主優待

株主優待とは「一定数以上の株を権利確定日に保有する株主へ向けて、会社から贈呈される商品やサービス」のことを言います。
航空会社のANAやファーストフードのマクドナルド等が有名なので気になった方は是非調べてみてください。

 

■投資信託

投資信託とは文字通り「投資を信じて託すこと」です。つまり「多くの投資家から専門の運用責任者が資金を託され、より大きな利益を求めて運用する」金融商品のことを言います。
投資信託は、基本的に運用会社(責任者)がお客様に代わって株式や債券等に分散して投資を行います。そしてその利益を預けてもらった資産額に応じてお客様に還元するという仕組みになっています。


<投資信託における2つのメリット>

・多様な株式や債券に投資出来るためリスク分散ができる

・少額から始められる


一方デメリットとしては、プロに運用を任せるためコストが一定料発生する場合があり、もちろん投資商品なので元本保証ではありません。

 

■債券

最後に債券です。債券とは「国や企業、自治体などが一般の投資家から資金を調達する目的で発行する」金融商品のことを言います。これを聞くと「それって株式と同じではないか?株式と何が違うの?」と思われるかもしれません。


<債券が株式と異なる点>

・債券には満期がある

・あらかじめ利率が設定されている


株式の場合、手元に残る額は売却時の株価によって決定されるため、元本割れのリスクも低くありません。しかしながら債券は、発行体が債務不履行に陥らない限り原則として満期には全額が返済されます。さらに、定期的に設定された利益に基づく利息の支払いがあります。つまり株式と比較して非常にリスクが低い金融商品と言えるでしょう。
しかしながら、債券にもリスクは存在します。
ここでは大きく分けて3つの価格変動リスク、流動性リスク、信用リスクについて解説します。

 1. 価格変動リスク

債券は満期まで所持し続けなければいけないわけではありません。途中で売却することも出来ます。しかしながら、その場合はその際に売却可能な価格で取引をすることになるため、条件によっては元本割れするリスクがあります。
特に市場の「金利」の影響を受けやすい金融商品が、債券です。例えば市場全体として金利が上がり、利率がより高い債券が売り出された場合、利息が低い債券は誰も購入しませんよね。そうなると、利息が低い債券の価格は当然下落します。そして、途中で売却したいと思っても元本割れしてしまう。これが価格変動リスクです。

 2. 流動性リスク

流動性リスクとは、保有する債券を売却しようとしても買い手が付かずに売れない可能性のあるリスクのことを言います。市場において流動する(出回る)債券の絶対量や取引量、信用リスクに準ずるものであり、人気のない銘柄が誰も購入したがらないため損失が発生する場合があります。

 3. 信用性リスク

最後に信用リスクです。信用リスクとは、債券の発行体の財務状況が悪化もしくは倒産したとき、債務不履行に陥るため償還金や利息が支払われなくなるリスクのことです。このリスクを回避するためには、発行体の信用性を担保している格付け会社の格付けを調べなくてはなりません。BB以下の債券は投資よりも投機的商品だと言われます。また格付けが高いほど利回りが低く信頼性の高い傾向に、格付けが低いほど利回りは高く信頼性の低い傾向にあります。


例)日本格付研究所(JCR)の格付の定義

AAA :債務履行の確実性が最も高い
AA  :債務履行の確実性は非常に高い
   :債務履行の確実性は高い
BBB :債務履行の確実性は認められるが、上位等級に比べて、将来債務履行の確実性が低下する可能性がある。
BB  :債務履行に当面問題はないが、将来まで確実であるとは言えない。
   :債務履行の確実性に乏しく、懸念される要素がある。
CCC :現在においても不安な要素があり、債務不履行に陥る危険性がある。
CC  :債務不履行に陥る危険性が高い
   :債務不履行に陥る危険性が極めて高い
LD  :一部の債務について約定どおりの債務履行を行っていないが、その他の債務については約定どおりの債務履行を行っているとJCRが判断している。
   :実質的にすべての金融債務が債務不履行に陥っているとJCRが判断している。
(出所:株式会社日本格付研究所”信用格付の種類と記号の定義”)

 

■その他資産

上記のような伝統的なもの3つの他にも、オルタナティブ(*2)投資と呼ばれるものも存在します。オルタナティブ投資は不動産PE(*3)など専門的かつ高度な知識が求められます。特にオルタナティブ投資は個人投資家が投資することよりも、投資信託の運用手段の中の1つとして用いられることが多い取引です。

いかがだったでしょうか?今回は各商品のメリット・デメリットをお話ししましたが、投資する金融商品はご自身のライフプラン目的に沿って選び分けることが重要です。


<金融商品を選ぶ際のポイントを3つ>

流動性いつでも換金できた方が良いか、換金出来なくても良いか

安全性減らない方が良いか、減っても良いか

収益性増えた方が良いか、増えなくても良いか


上記3つを同時に併せ持つ商品はありません
特に収益性を重視した商品は、安全性を期待できない場合が多いです。

それぞれの特性を理解して、ご自身のリスク許容度・目的を考えポートフォリオを作成することが重要です。
大手証券会社で取引をされているお客様によく見られる傾向としては「収益性の高い=リスクが高い」商品ご資産全体の70〜80%を占めているケースです。
今回のコロナショックのように相場の大きな下落が起きた時、それらの価値が半分になった=ご自身の資産が半分になってしまった、といったケースのご相談を頂くこともよくあります。

 


(*2)「オルタナティブ 」
「alternative」とは「取って代わるもの」という意味を持つ言葉であり、オルタナティブ投資とは株式や債券といった伝統的な資産運用ではなく、それ以外の新しい投資方法で収益を狙う投資対象や手法のこと。

(*3)「PE」
Private Equityの略であり、株式が公開されていない未上場企業の株式のこと。このような将来の大きな可能性を秘めた未上場企業等への投資を「PE投資」、またその組成や運営を行う会社を「PEファンド」という。

■最後に

既に投資をしている方も、これから投資を始める方も、今一度ご自身のリスク許容度に合わせたポートフォリオの見直しをしてみてはいかがでしょうか?

資産運用に関する不安やお悩みがある方は、私たちJapan Asset Managementに是非一度ご相談ください。